ソイチェックを使って大豆製品からエクオールを作れるか、尿検査でテストした
大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをする。
とよく言われます。「生理前に豆乳を飲むとPMSが楽になる」と女性ダイエッターの間で話になることもしばしば。
ただ、イソフラボンは摂りすぎると良くないだとか、豆乳を飲んでも効果がない人もいる、など真実はいかに?と思っていました。
そんな時に知ったのが、エクオール検査。
これまでエストロゲンとよく似た働きをすると注目されてきた大豆イソフラボン。
加齢にともなう女性ホルモン減少を補うために、大豆イソフラボンの摂取が重要と考えられていました。
しかし、最近の研究では、大豆イソフラボンの効果をより得られやすい人とそうでない人がいることが明らかになり、その働きのもとになっているのが「エクオール」という成分であることがわかりました。
エクオールは大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という成分が、エクオール細菌によって代謝されてつくられる成分です。
このエクオールという成分が、女性ホルモンに似た働きをしてくれます。
エクオール検査「ソイチェック」
なんと、郵送の尿検査で簡単に自分が大豆イソフラボンを最大限活用できる腸内環境かを調べられると?!
管理人はもう40代。女性ホルモンのピークはとっくに過ぎ、これからはどんどん量が少なくなっていくお年頃。大豆製品を食べることで自前の女性ホルモンにプラス出来るのならば今すぐにでも大豆製品の摂取量を増やしますとも!
とは言え、納豆や豆腐は脂質が多いので、脂質控えめ生活を送る場合「朝昼晩に納豆」「ゆで卵を1日5個」なんて食生活は難しく…
我が腸内で、その女性ホルモンに似た働きをするというエクオールは作れるのか、作れないのか。【エクオール生産菌】なるものが腸内に存在しているのか。大豆製品摂取量を増やすかどうかはそれを確認してからだ。
と言うことで、このエクオール検査キットのページを読み進めました。
エクオールをつくれる人は、大豆の健康効果を効率よく得られることができると言われています。
しかし残念なことに、エクオールをつくる腸内細菌は、全ての日本人の腸の中にいる訳ではありません。
エクオールをつくれる量には、とても大きな個人差があります。効果が期待できるだけの量を作れる人は全体のおよそ26%(当社調べ)。
ソイチェックでは、レベル4以上が理想値であると考えています。検査結果でご自身の産生量を確認できますので、今後の具体的な対策にお役立ていただけます。
エクオール検査「ソイチェック」
この検査キットを開発・販売しているのは、名古屋大学発ベンチャー企業のヘルスケアシステムズ。大学発なら…うん、まあ、怪しくはないかな?
お値段は、3,800円(税込4,104円)。医療系は設備に莫大なコストがかかることを考えると、良心的なお値段。
管理人はコンビニ受取をしたかったので、アマゾンで注文。2日程で検査キットを入手しました。
ソイチェックの検査キットと検査方法
検査結果は郵送かオンラインのどちらかで確認できます。私はオンラインで構わなかったので紙の依頼書はなし。
※オンライン上で結果を確認する場合は、先に<カラダチェック>オンラインシステムに会員登録が必要です。
尿検査キットは、上部に窓が開いたプラスチック製(?)の試験管のようになっていて、採尿しやすいものでした。こんな感じです↓
【テストにあたっての注意事項】
- 採尿の前日に大豆製品を摂る(目安量:納豆1パック程度/豆腐:半丁程度/豆乳:200cc程度)
- エクオールサプリメントを摂っている場合は、検査前3日間は摂取しない
- 生理中の採尿は出来るだけ避ける(血液の混入を避けるため)
- 中間尿を採る(朝一番での採尿を推奨)
- 年末年始・大型連休期間は受け取り出来ないため、採尿・投函を避ける
- 紙の検査依頼書利用の場合は、「採尿容器のID」と「検査依頼書のID」が一致しているか確認する
前日に納豆を1パック食べて、いよいよ翌朝採尿。必要事項を書き込んで漏れないようにしっかり封をして、出勤途中にポストへ投函!
結果が出るまで1週間ぐらいかな~と思っていたら、5日程で「検査完了のお知らせ」メールが届きました。
<カラダチェック>サイトの結果ページへ飛んで、さて、私の腸内に「エクオール生産菌」はいるのか?!
エクオール検査結果:私のエクオール生産菌レベルは…
お…おぉぉぉぉ…レベル2。
エクオール生産菌、いるにはいるけど働いてないねぇ~。イソフラボンよりエストロゲンに近い「エクオール」作れてないよ。
はぅ(T-T)
でも、影も形も見当たらないより、ほんの少しでもいると分かっただけ良いかもしれない。
毎日大豆製品を摂取していると、エクオール生産菌が活性化する可能性もあるようなので、エストロゲン代替への期待は持たず、単純に良質なたんぱく質源として大豆製品を摂取していこうと思いました。
大豆製品のイソフラボンを女性ホルモンの代わりとして腸内で活用できるかは個人差が大きい→エクオール検査で自分に有効かどうかを確認できる。
20代ぐらいからエクオール生産菌を意識して生活してればよかったかな…(^_^;