ライザップは、糖質制限で痩せづらいゲストに対応する気がないと思われる。

1ヶ月強、合計9回のセッションを経て、私はRIZAPに見切りを付けました。

なぜならば、私のように1日の糖質摂取量を50g以下に抑える生活を1ヶ月送って2kgも体重が減らないゲストのデータは、ライザップには確実に存在するはずだから。

でも、RIZAPがそれらの糖質制限が効かないゲストを軽視する経営方針を取っている可能性が高いから、だから適切な指針が出てこない。

トレーナーに「糖質摂ってませんよ?どうして体重も体脂肪も減らないんですか?めちゃくちゃ減ってるライザッパー、たくさんいるじゃないですか!」と攻め寄ったところで意味がない。

トレーニーとして優秀なトレーナーでも、トレーナー自身が「糖質制限が効かない」という体質を持っていなければ、絶対に分からないことだから。

さっさと見切りをつけた私は、もう一度【糖質制限】とは何ぞや?の原点に立ち戻ることにしました。

糖質制限で痩せられる仕組みをきちんと理解すれば、糖質制限で痩せられない原因がきっと見つかるはず。

そうして、やっと私なりの答えに辿りついた時、思わず絶叫していました。

この体質の私に、糖質制限が効くわけないだろ!私の身体、きっとパニック起こしてて危険な状態!

【糖質制限】で痩せられるための絶対条件とは

「糖質を抜けば痩せられる」。

糖尿病治療にあたる医師を発信源として、我が物顔で一人歩きするようになったこの言葉。

ダイエット市場は3大コンプレックス市場と呼ばれ、とにかく新しい何かを売り出せばろくに努力しなくても売れる。そんな濡れ手に粟、情弱ホイホイ、永遠のブルーオーシャンと一部で言われる市場です。

「糖質は悪!」「糖質を摂るから太る!」無責任に煽り立てるメディアを見て、それを信じ込む多くの「痩せたい」人々(自分も含めて)。

糖質を抜いたらなぜ体重が減るのか?

人間の身体にとって、エネルギー源となれる栄養素は次の3つです。

  1. 糖質
  2. 脂質 ※食品からの摂取必須
  3. たんぱく質 ※食品からの摂取必須

上から順番に、エネルギーへの変換効率が高く、人体へのエネルギー源として優先的に使われます。

この中で、糖質だけが摂取できなくてもなんとかなる(残り2つで代替可能)ものです。

※脂肪とたんぱく質は、それぞれ「必須脂肪酸」と「必須アミノ酸」を体内で生成できないため、必ず食品から摂取する必要があります。

ライザッパーや糖質制限者が、口を揃えていうパワーワードが、「ケトン体」

人体は、糖質の代わりに脂質からケトン体を生成することが出来るから、糖質を摂らなくても生きていくうえで困らない。

これまでは、「人の脳で利用される唯一のエネルギー源=ブドウ糖」と考えられていました。しかしさまざまな研究から、体内にブドウ糖が不足してしまったとき、脳では肝臓で作られる「ケトン体」が利用されることがわかりました。

脳が使うエネルギー源の割合を調べた調査によると、平常時にはブドウ糖が100%を占め、絶食時にはケトン体が約60%以上を占めていたのです! ケトン体は、脳にとってブドウ糖に替わるエネルギー源になっていることがわかります。

身体は飢餓状態において、身体に蓄えた脂肪を使い、さらにその脂肪をもとに肝臓でケトン体をつくり、それを各細胞のエネルギーとして利用する仕組みになっています。

日清オイリオ:脳の栄養不足を助ける「MCT」 研究レポート

糖質制限で体重・体脂肪が減る仕組みを簡単におさらいすると、

  1. 糖質摂取量を制限して、身体をブドウ糖不足状態にする
  2. 「エネルギー源その1:ブドウ糖」が不足しているので、脳が「エネルギー源その2:脂質」からケトン体を生成してブドウ糖代わりに使い始める。※ブドウ糖は脳と赤血球のエネルギー源
  3. エネルギー源としてバンバン使われるため、体脂肪が減っていく
  4. 「(ライザップの)糖質制限で痩せました~ \(^〇^)/ 」

この順番で体脂肪が減っていくと仮定すると、私はどこで足踏みをしているのか。

  1. 糖質摂取量を1日50g未満に抑えて糖質を枯渇させる:OK!
  2. 糖質由来のブドウ糖代わりに脂質からケトン体を生成して使い始める: ※不眠・集中力不足など脳が異常を訴えている
  3. エネルギー源として消費されるので、体脂肪が目に見えて減る:NG
  4. 「糖質制限で痩せました~」:NG

はて…

単純に考えると、どう見ても私は「2:糖質由来のブドウ糖代わりに、脂質からケトン体を生成して使い始める」で足踏みしているような…?

単純に「体脂肪の減りが悪い」だけであれば、「私の身体、頑張って~」「キリキリ働いて脂質をケトン体に換えてよね~」程度のエールで済むのですが、不眠、集中力の消失、決断力の低下、倦怠感、異常な空腹感、常時イライラしているなどの低血糖症状が顕著に表れているのであれば、もはや、身体が必要とするエネルギー量を確保できていない=十分な量のケトン体が生成できていない可能性が高くなります。

ちょっと待って…私のケトン体エンジン(俗称)、ドヘタレですか?

「1ヶ月で5Kg/10Kg痩せました~ d(*⌒▽⌒*)b」なライザップ糖質制限成功組が馬力のあるケトン体エンジンを積んでいるならば、「1ヶ月で1.4Kgしか落ちませんでした」な私のケトン体エンジン、お子様用三輪車レベルってことになる?!∑( ̄□ ̄;)

今まで主に糖質によって供給されていたエネルギーを1000Kcalとすると、糖質を50gに抑えることによって800Kcalの不足が生じます。(糖質は1gあたり4kcal)

この不足している800Kcal分を、脂質から生成したケトン体で今までどおり滞りなく供給することによって、身体は糖質由来エネルギーがなくても生命維持と日常生活を送ることができるのです。

では、もし、800kcal分のケトン体を生成できていなかったとしたらどうなるのか。

私の身体が積んでいるケトン体エンジンに、毎日800kcal分のケトン体を生成する力がなかったとしたら?

  • 充分な量のケトン体が生成できないことにより、身体はエネルギー不足に陥る
  • 糖質分を補うために過剰摂取している脂質のうち、代謝し切れなかった分は体脂肪に変わる
  • ケトン体生成のために消費される体脂肪と、余剰脂質として蓄積される体脂肪が拮抗すれば体重は落ちない

「体重が落ちな~い」なんて悠長なことを言っている場合ではなく!

早急に糖質摂取を復活させなければ、私の脳と赤血球がエネルギー不足で昇天します!(※脳と赤血球はブドウ糖(糖質)をメインのエネルギー源として使用。ブドウ糖が枯渇したらケトン体で代用)

減量しているつもりが、死の行進をしてたってことなのか…

「脂質から十分な量のエネルギーを生成できること」が大前提だって、ライザップもトレーナーも言わなかったし、あまり触れられてないよね?

糖質が足りなければ脂質を代替として使う機能を人体が備えているとしても、その代替機能をすべての人体が100%フル稼働させられる保証なんてどこにもないのでは?

疑問は尽きないものの、いずれにせよ<糖質制限で痩せる>仕組みから紐解くならば、私が痩せられないのは脂質代謝力に問題があると考えるのが、現時点では妥当。

謎は解けた!(気がする)

だがしかし。

「私の脂質代謝エンジンがドヘタレ」だと言い切るには、それなりの根拠が必要。「脂質代謝悪いみたいなんだよね~」程度では、<糖質制限食生活が辛いから、逃げたがっている>と見なされても文句が言えません。

さてどーしたものか。次回セッションでトレーナーに糖質制限終了を告知するためには…

いいモノがある ( ̄∇ ̄)b

科学的根拠:脂肪を燃焼させて熱産生を行う遺伝子「UCP1」が変異している

「脂質代謝力が低いから、私には糖質制限が合わない!エネルギー足りなくて身体壊すから、糖質制限は終了!」

とライザップのトレーナーに言い放つための、確固たる根拠

低血糖によるイライラで半ば八つ当たり気味に部屋を整理していた私は、ある1枚の紙を手にしてニヤリとほくそ笑みました。

それは、何年か前にダイエットを試みた時に受けていたDHCのダイエット遺伝子検査結果

「ダイエット遺伝子検査」とは、日本人の肥満に関わることが明らかになっている次の3種類の遺伝子の状態を調べる検査です。

  1. β3アドレナリン受容体遺伝子(ADRB3) ※糖質代謝力 リンゴ型
  2. 脱共役タンパク質遺伝子(UCP1) ※脂質代謝力 洋なし型
  3. β-2アドレナリン受容体遺伝子(ADRB2) ※たんぱく質代謝力 バナナ型

私の検査結果は「洋なし形」。

脂肪の燃焼効率が悪く、食事でとり過ぎた脂肪が皮下脂肪としてたまりやすいタイプです。体温を維持しようとして皮下脂肪をため込み、下半身太りになりがちです。とくに低体温や冷え性で悩むような女性に多く見られます。 揚げ物や炒め物などの、油を多く使う料理を控えた低脂肪食を心がけると同時に、下半身を引き締める運動を取り入れることがおすすめです。

<p><a href="https://www.dhc.co.jp/faq/faq1825.jsp" target="_blank">DHCオンラインショップ</a></p>

摂取を減らした方がよい食品は「バター、マヨネーズ、生クリーム、チーズ」。

脂肪の燃焼効率が悪い人!

糖質制限で糖質の代わりに摂れと言われるチーズNG!マヨネーズNG、バターも生クリームもNG!

そりゃそうだよな~、と自分の今までの食生活を振り返ってしみじみ。

そもそも、生クリームやバターなど、脂ギッシュ過ぎる食品を私はあまり好まないのです。

基本は自炊で野菜多めの和食。肉は鶏がメイン。野菜はそのままでも食べられるから、マヨネーズはずっと冷蔵庫のサイドポケットに入ったまま。お好み焼きを作る時ぐらいですかね、マヨネーズを消費するのは。あ、タコ焼きもちょっとだけマヨネーズつけて食べたいかな。

脂身たっぷりの肉(サーロインとか)は全力回避だし、鶏肉も皮は剥ぐ!手羽元も皮は剥ぐ!アヒージョみたいに見た目からオイリーなものはホントに苦手。オリーブオイルをサラダにかけるのもめちゃくちゃ抵抗があって、好きじゃない。

魚は大好きです。脂の乗った鯖やホッケ、鰤なんか大好物。でも照り焼きじゃなくて塩焼き。

体質的に脂質を持て余すことを身体も分かっていて、それで脂ギッシュな食品に食指が動かなかったのかも…

それでなんで肥満度1のブタになったのかと考えると、40代に入って代謝が激減しているのに定期的な運動をしていなかったことが大きな要因かもしれません。見た目がオイリーなものは気に入らないのですが、チョコレートやバームクーヘン、ピーナッツ揚げは大好き。。。唐揚げ(ただし胸肉系)も好きですね。

あぁ…ドーナツも好きか。。。小麦粉と砂糖と脂の一番最悪の組み合わせと言われるドーナツ(苦笑)

でも、毎日チョコやピーナッツ揚げを1袋食べ続けていたわけではないので、本当に、徹底的に脂質の代謝が苦手な体質なのだと思われます。

ちょいちょい摘まんでいたものが蓄積されてされてされて…(T-T)

少々脱線しましたが…DHCのこの検査結果は、低血糖状態で判断力が激しく低下していた私がイライラに任せてシュレッダーにかけてしまったらしく、手元にはありません(滝汗)

そのかわり、エビデンスとしてちゃんと提示できるものが欲しいよなと思って、少し経ってから今度はDNA SLIMの遺伝子検査を受けておきました。

こちらがその結果です。

糖質制限が効かない理由:悠@脂質制限

糖質制限が効かない理由:悠@脂質制限

糖質制限が効かない理由:悠@脂質制限

糖質代謝に関係するβ3アドレナリン受容体遺伝子(ADRB3)は、「正常」。つまり、糖質の代謝力、インスリン調整力はバッチリで、内臓脂肪に悩まされることはまずないと思ってよい状態。糖質が代謝できずに脂肪になる確率は低いのでしょう。

脂質代謝に関係する脱共役タンパク質遺伝子(UCP1)は、「正常型&変異型MIXのヘテロ型」。ココですね。正常に働いていればガンガン脂肪を燃焼させてくれるはずが、半分変異しているので脂肪分解能力がヘタレていると…。特に熱産生の調整が相当ヘタクソなんだろうなと自覚症状あり。主に手が冷えやすく、夏でも指先の温度は低めで冬には手の甲が紫に変わります。でも、体温そのものは平均36.4度なので、冷えているのは末端だけ(^_^;

たんぱく質の代謝に関係するβ-2アドレナリン受容体遺伝子(ADRB2)は、「正常型&変異型MIXのヘテロ型」。これが正常であれば<太りにくい>人になるはずですが、まあここも半分ヘタレているとのこと。ただ、遺伝子の組み合わせはこうなっていますが、ライザップが始まってから筋肉量が第1回目セッションの数値を下回ったことがない上に、有酸素運動を取り入れても筋肉量が全く減らなかったことから、実際には私のたんぱく質吸収力は高いと思われる節があります。

糖質制限が効かない理由:悠@脂質制限

食行動においては、カロリーの高い高脂肪食(脂肪が多く甘いもの)を選びやすい傾向があると。

脂質の代謝が苦手なくせに、脂肪が多くて甘い物(チョコレートじゃないか!)を好むって、なんと太りやすい条件がそろった嗜好性なことよ(号泣)

とまあ、とりあえず私が「脂質の代謝が苦手な体質」であることは、遺伝子レベルで証明されているわけです。

これで、ライザップに糖質制限終了!を宣言できる!

※遺伝子は持って生まれたものですが、体質は「先天的な遺伝による要素が30%、生活習慣などの要素が70%」と言われています。また、遺伝子はまだ全貌が解明されていない未知の世界ですから、実はまだ見つけられていない他の遺伝子が3大栄養素の代謝に関わっている可能性も否定できません。

医学知識を持つ人の中には「遺伝子検査の信憑性なんてw」と考える人もいます。

あくまでも、これは私が自分の遺伝子検査結果を信じて、これに基づいて減量へのアプローチを変えた体験談として捉えてください。

何を信じるか、何に価値を見出すかは、自分が決めること。

ダイエットは自分との対話、自分との闘い。

脂質の代謝が苦手だから、糖質制限はもうやらない!トレーナーの反応は…

糖質制限が効果を最大限に発揮するためには、脂質代謝が問題なく出来ることが重要。

脂質代謝力がもし低ければ、糖質の代替エネルギーとして使いたいケトン体が十分に生成できず、身体はエネルギー不足となり代謝しきれなかった脂質は体脂肪に変わる。結果、体重も体脂肪も、目覚ましい減りを見せることは期待できない。

糖質制限の仕組みを振り返ることで気が付いた、体重や体脂肪が減らない理由と、それを裏付ける科学的根拠(遺伝子検査結果)。

この2つを引っ提げ、私は10回目のセッションを受けるためにライザップへ向かいました。

めちゃくちゃ長くなるので、記事を2つに分けます。

次回こそ、ライザップでの「糖質制限終了!」宣言です。